結婚して3年目、私と主人は共働き。ちょうど妊娠して子供も授かりたいと思っており、アパート暮らしからマイホームを建てようか悩んでいた時だった。

宇都宮市に戸建て住宅を購入したくて近くにある最近拓けてきた分譲住宅地にドライブがてら行ってみることにした。そこは、少し町はずれにある山間部に差し掛かったところであり、切り開いてできた土地価格の安い人気の分譲地であっ。

たしかに最近建ったばかりであろう家が結構たくさん立ち並びはじめていた。私はまず、どんな感じの人が住んでいるのか外観からチェックすることにした。外車や普通車も多く、きちんと区画も整頓されていて、少しお金持ちが購入した印象だ。上品そうな住民が出入りしている様子もうかがえた。初見は好印象だった。

ひとまわりして帰ろうとしたとき、雨が降ってきた。この分譲地は山間部を切り開いたため、少し標高が高いところにある。なので、住宅街に行くにはやや長め坂道が必須だ。その坂道を小学生くらいの子供が傘をさして濡れながら帰宅しようとしていた。

決してこのあたりは小学校は遠くないのだ。しかし、子供がの行き帰りするには少しきつめの坂である。私たちは共働きだ。どうしても送り迎えは難しいことがある。子供の安全と安楽を考えて、私はどこの分譲地の土地を購入することはやめることにした。